質問

昨日の質問者から平安・鎌倉期の器の写真がいろいろ載っている本を見せてもらった。草の絵もあるけど「樹木図」っていうのもある。草の絵は、枝分かれが2回くらいまでで、枝は左右のどちらか片方に偏っていて、中心の幹となる線がない。対して樹木とされている絵は、枝分かれが両側に均等に3回以上あり、中心にはっきりした幹のような線がある。というわけで、昨日の絵はやはり「樹木」説で、ってことで一応の合意をみた。
なぜ草だと思われたのでしょうかと訊くと、意匠として秋草の絵が描かれることが一般的なので、先入観があったかもしれないと。あと、その人に聞いたんだけど、平安時代の人は前後の時代に比べてあまり絵を描かなかったんだって。なんでだろう。不思議だよね。