昨日、満席の「のぞみ」車中で、前の席にいた2歳くらいの男の子が、泣き出して止まらなくなった。ひどい風邪声だったので、気分が悪かったのだろう。でもまあ、行楽帰りの混んだ車内ということもあって、周りの席には睨んでいる人もいた。たぶん20歳そこそこの両親とどう見ても40台の祖母が、男の子を2度ほどデッキに連れ出し長い時間かかってなだめた後で、ようやく席に戻ってきた。また泣き出すのではないかと正直ハラハラした。すると、近くの席にいた3〜4歳の男の子が自分の父親に何事か相談し「だってあげたいのー。」と言って、泣いていた子に何かを渡した。「あげるー。」それをきっかけに泣いていた子は機嫌が良くなり、子ども同士・親同士のコミュニケーションが続いた。そして車内のムードは一気になごやかに。
子どもの気持は子どもが一番よく分かる。という例。(なのか?)
男の子が、泣いている小さな子に自分で何かあげようと思いつき、一度は父親に反対されたらしいのに、それでも「自分はあげたいと思う、そうすべきだ」と主張できたこと、に感動した、ような気がする。