こないだ、ヒヨドリバナの学名について(Ylistの学名が図鑑と違うのはなぜかということを)質問されて、Flora of Japanをめくってみて、そうだ2倍体と倍数体とを分けて名前を付け直されたのだった。と思い出したのです。もちろん記憶があるのは「花の性」(矢原徹一著・東京大学出版会)で読んだからで、10年以上前のこと。あのヒヨドリバナの分類をめぐるエピソードは、当時の私にもすごく面白かった、と思ってさっき家の本棚を探したけど、見当たらない。誰かに借りたんだったかなあ。
関係ないけど、当時、サークルのボックス(部室のこと)で「花の性」を読んでいたら、背表紙を見た先輩に「面白そうな本だね」ってからかわれたのを思い出します。考えてみると、意外ときわどいタイトルにも読めますよね。狙って付けたのかしら。