昨年の企画展の図録が誉められた。思いがけず。あの図録は、去年の夏に自分の気力と知恵をふりしぼって作ったものなので、誉められるとやっぱり嬉しいのです。客観的に見ても、あちこち稚拙なところはあるものの、県の状況を表現したものとしてはそこそこバランスよくまとまっていると思うし、あのタイミングでやったことには意味があったと思う。去年でなく今年やっていれば、もう少し盛り上がったのかもしれないけど。
都会の人が気にも留めないような辺境の弱小博物館の、総予算がたった250万円の企画展にだって、見るべきものを作ろうっていう自負があるんです。遠くからわざわざ見に来る人はいないけど。