先日訊かれた、瓦礫の下からたくさん生えているイネ科雑草の実物が送られてきた。
なんと2種が混じっていた。1種は、写真で推測したとおりオオムギで良さそう。もう1種が分からない。
穂の形はオオムギによく似ているけれど、包穎が発達していて幅が広く、小穂の半分ほどを包んでいる。小穂には3個以上の小花がある。護穎にだけ長いノギがある。在来種には該当するものがなさそうで、栽培種か帰化種だろうと思う。葉耳はほとんどない。葉舌はちゃんとある。何だろう・・・。1時間以上調べていたけど、分からなかった。
もう一つの謎は、なぜ瓦礫の下からオオムギがたくさん生えて来たのか?ということ。

※追記。イネ科栽培種に詳しい方に見てもらったら、もう一種も一目見ただけで「コムギだろう」とのことで、なんともはや。自分の無知にあきれるばかり。コムギにも、長いのぎのある品種があるんだね・・・。長田図鑑に栽培種が載っていないのは惜しいなあ。
畑が周りにあったわけでもない、街の瓦礫の下からなぜオオムギやコムギが高密度で生えてくるのかは依然として謎だ。船や列車の積み荷とか、港の倉庫にあった袋が流れて来たのかと思ったり。