大学の先生がやるプロジェクトは、まず例外なく、誰が何をどこまでやるのかが明確になっていない。今まで経験したやつはだいたい全部そうだった。で、何となくずるずると進んでいって、気付くと運の悪い人が首まで仕事に浸かって溺れかけている。たまにほんとに溺れる。
一方、大学の先生じゃない人が中心のプロジェクトでは、分担や目標が初めのうちに設定されていることが普通。仕事量のコントロールの必要性を認識している社会人なら、普通はそうする。

ちゃんと警戒していたのになあ。

なぜそういう不幸なことになるのかと考えてみると、大学の先生たちの間では、お互いに命令権限がないからだと思われる。だから明確な指示が出せない。メンバーに一応の序列が組めていれば、リーダーがはっきりと指示を出せるのだけれど。