唐突に日誌を再開します。長文を書きたい気持になってきたので。
ただいま絶賛「四十肩」中。3月下旬頃から両腕に謎の痛みが発生し、整形外科へ行ってレントゲン撮影するも異常なく、診断は「五十肩」。五十よりは四十の方がまだ心が休まるので、自分では「四十肩」と呼んでいる。
始まってからすでに4か月が経過。最近やっと急性期が終わった感じ。始めは特定の方向へ動かすと痛い程度だったのが、次第にじっとしていても肩が疼くようになり、痛み止めを常用するようになった。特に辛かったのは就寝時の痛み。仰向けになると、肩が背中側に引っ張られて痛い。横向きに寝ると、下にした肩が内側に引っ張られ、メキメキと音がしてさらに痛い。痛み止めを飲んでいても明け方にはチクチクする痛みで目が覚める。おかげで眠りが浅くなり、元気が回復しない。これはさすがに生活に差支えると思って整形外科へ通い、ヒアルロン酸注射と痛み止めと湿布で何とか凌いでいた。急性期は平均的には1〜3か月と言われているので、4か月続くのは、かなり長い方だと思われる。
最近はだいぶ良くなって、鋭い痛みを感じることは少なくなってきた。が、よく言われるように可動域が狭くなり、腕を真っ直ぐに上げて万歳をすることも、後ろ手に組むこともできない。細かいところで生活に変化が起きた。ブラジャーは前でホックを留めてから180度回転させているし、ジーンズは予めベルトを通しておいてから履くようにしている。肩周りが狭いTシャツやブラウスは、腕が縮められないため着られないし脱げないので、お蔵入りにした。腕と肩を水平に保つこともできないので、当然ながら、楽器も弾けない。車の運転は何とかなるものの、右後ろのシートベルトを引っ張るのに苦労するし、ハンドルを大きく切ることはできない。高所の物を取る時は、腕を伸ばすのではなく、必ず台の上に乗る。うっかり転んだ時、体を支えるために手をつくと激痛が走るので、できるだけ転ばないように慎重に歩く。全体的に、動作がお年寄りじみていると思う。
「可動域が狭くなる」のは、痛いからそれ以上動かせないという意味なのかと思っていたが、そうではなかった。本当に不思議なことだけれど、物理的に動かなくなる。まるで、蝶番が開ききらないように金具で止めてあるような感じ。テレビで、体操やテニスの選手が腕をグルグルと自由に動かしているのを見ると、うっすらと痛みを感じるとともに、信じられないという気持になる。彼らは四十肩になることはないのだろうか。
今一番つらいのは、肩こりをほぐす運動ができないせいで、自分史上最高に肩が凝っていること。今後は、可動域を徐々に広げるためのトレーニングをする必要があるらしい。加齢のせいとは言え、こんなことが自分の身に起きるとは、びっくりである。