今日こそは「鳥っこ」の展示お手伝い。4人で、下の階に展示していた鳥の剥製と剥製台を上の階に上げて並べるのと、収蔵庫から大型の獣の剥製を出してきて下の空いたスペースを埋めるのと、展示室のライティング作業を手伝うのと。鳥の剥製は軽いけど、台がむちゃくちゃに重い。中に何が入ってんねんってくらいに重い。午前中ですでに腕がしびれてしまった。
この日誌の読者の皆様はとっくにご存知と思いますが、学芸員の仕事って、3分の2くらいが肉体労働なんですよ。
展示室のライティングというのは、うちの場合、車輪つきの背の高いはしごに乗って、天井から下がっているランプの角度を変え、展示物にきちんと光を当てていく作業のこと。私ははしごに乗っている人に新たなライトを手渡し、はしごを押して移動する役。人文系の展示は強い光を当ててはいけない物が多いのでランプの数が最小限になっているが、自然系の展示は比較的明るくても大丈夫。前回この特別展示室を使ったのは人文系だったので、今回はだいぶランプを増やした。
鳥を並べる作業では、私はほとんど役に立たない。なぜかって、「そこのハチクマ取って」「チュウヒはどこへ行った」とか言われたって、どれがハチクマでどれがチュウヒでどれがトビなんだか、てんで分からないから。それでボーっと眺めていた。
しかし夕方には作業も終わり。なんと5日前にしてほぼ完成してしまった。どういうこと?いやーねー。
その後、招待券の印刷をして、午後5時半には退出。