やっと晴れた。待ってました。朝8時に春子谷地へ。
先に牧場でメマツヨイグサの虫捕り。ほとんどの花で雌しべが下がって奥まで開いていて、いかにも誰かがもぐりましたよという感じ。あいにく夜は虫取りをしていない。しかし明るいときにマツヨイグサの前で待っていると、普通にハナアブマルハナバチが来て花粉を食べていくのである。今日は(ナミ)ハナアブばかりが捕れた。それからコイケマ。アカエゾゼミ?鳴く。
湿地に入って、ノリウツギ・イソノキ・ヒツジグサで虫取り。オオマルがイソノキに来ていた。この時期あまり餌がないのではないだろうか。ニホンミツバチが来るのは例年どおり。ヒグラシ大合唱。
今日は湿地に掘り返された跡がたくさんあった。おそらくゴマシジミの羽化直前のさなぎを狙って、アリの巣をほじくりまくった悪い人がいたのだろう。ゴマシジミは指定稀少種なので、これは犯罪です。もし捕まったらどうするつもりなのだろうか。今日は1頭だけ、成虫が産卵しているのを目撃した。
じりじりと強い日差し、でも気温は低めで爽やか。岩手山が赤い地肌を見せて、森と牧野の緑との対比が美しい。トビが9羽、高いところを旋回している。
午後2時過ぎに帰途。途中で、虫取りをしていたN先生に出会って、お家の近くまでお送りする。館に帰って、子ども教室の会計事務など。定時退出。