「日本奥地紀行」をちょっとずつ読んでいるが、ずっと同じ記述が続いている。すなわち、人々は外人を見たことがなく、イザベラを何時間でも黙って眺める。宿屋ではプライヴァシーがない。食べ物はひどく貧弱。馬がしつけられていない。道がひどい。人々はほとんど何も着ていない。蚤や虱、皮膚病が蔓延している。しかし人々は皆、誇り高い・・・。読んでいると、よくこんな辛い旅を我慢して続けているなあ、と感心する。