ハイドンは普通のオケマンには敬遠されるけれど、カルテット弾きにとっては真に崇拝すべき作曲家で、特にOp.76のシリーズ6曲は名曲揃い。どれもよく鳴ってくれるのでアマチュアには嬉しい。特にOp.76-5と6は、世にある数々の弦楽四重奏曲の中でも屈指の秀作、と言っても反対する人はいないだろう。あの響きと構成の面白さ、シンプルな美しさは他にはない、あのモーツァルトにさえも。
と信じているのにどうして有名にならないんだろうか。メロディーも甘くて美しいし、決して地味じゃないし、そんなに玄人向けとも思えない・・・あえて言えば品が良すぎるのか。聴いてみてね。