夕方から雪が降り始め、秋田道を走る頃には吹雪になった。秋田−協和−角館あたりまで、前がほとんど見えない恐怖のドライブとなってしまった。田舎の国道に街灯はほとんどない。辺りはまっくら。光源は自分の車のヘッドライトのみ。道の脇の道標ポールがかろうじて2本くらい見分けられるのを頼りに、スピードを落として走ったが、それでも2度ほど路肩に乗り上げそうになった。ライトを上向きにしても、目の前に向かってくる雪片が多くなるだけでまったく役に立たなかった。前方に車がいるときは追随できたが、100m離れたらテールライトも見えなくなる。さらに、ワイパーに氷が付着してますます視界が悪化。2回ほど車を止めて、ワイパーから氷を落とした。
このまま峠越えになったら事故るかもと思ったが、田沢湖への分岐にさしかかった辺りから雪が止んだ。あとは快適。路面はほとんど凍っておらず、街灯もちゃんと点いているし、スピードさえ気をつければ何も怖くなかった。だいたい、仙岩峠の秋田県側はほぼずっとトンネルだしね。危険地帯とされている場所の方が、ちゃんと設備が整っている分、安全だということがよく分かりました。普通の田舎道の方がずーっと怖い。なめてはいけない。勉強になった。18時半に出て、帰宅は21時50分。