8時15分頃に館へ。準備して30分頃に出発。11時に海辺に着。今日のミッションは,アマモの水中写真を撮ることと,潮だまりの写真を撮ることと,ツバキの実を採ること。
海水浴場は人がいっぱいいたが,風はさわやか,波が荒く,水温が低い。アマモはたくさん打ち上げられているが,水がにごっている。釣りをしていた中学生たちに「アマモを撮影するのに良い場所を知りませんか」と訊いてみたら,「アマモって何」と訊かれた。「そこにたくさん打ち上げられている細長い緑の草」と答えたら,橋のたもとの砂浜へ行くように言われた。勇んで行ってみると,そこにべったりと広がっていたのはアオサだった。ああ〜。
続いてアマモ場情報のあった岬へ行ったが,岸辺近くは浮いているアマモばかり。その後も複数の浜へ立ち寄ったけれど,だいたい水がにごっていて,ちぎれて浮いているアマモは大量にあるが,生えている所は見えない。もう少しだけ深いところに行ければ違うのだろうけれど,だいたい私は海に馴染みのない育ちで,泳ぎもできないので海に対して恐怖心がある。水温の低い海に入ってスノーケルで深いところへ行くような真似はできない。仕方なくあきらめた。
広田半島へ行ってツバキの実を採集,ついでにささやかな潮だまりの写真も撮影した。三陸海岸はほとんどが絶壁で,わずかに砂浜・礫浜があるばかり。潮だまりのあるような岩礁は,素人が近づけるようなところにはほとんどない。
浜に突き出したほんのわずかな岩の窪みに,カメノテみたいな小さいのがびっしり付いていて,細い髭のような蔓脚を高速でピラピラさせていた。あとちっこいイソギンチャクとか。
港のそばを電車が通ると,カモメがいっせいに舞い上がってすごかった。
17時半頃に帰途,20時頃に帰館。写真の取り込みとかして21時に退出。
濡れた足のままサンダルで歩き回ったので靴ずれができて痛い。