下で頂いたコメントへのお返事、長くなりそうなので、こちらで書きます。ちなみに、私は昨日見学させていただいた博物館の内部事情についてはほとんどまったく知りません。たぶん、茨城_匿名希望さんも博物館内部の方ではないと推察します(てか、たぶん○さんですよね)。身近な施設で期待も大きいだけに、胸中複雑といったところでしょうか?
「見せるためだけの展示館」とのご指摘、展示構成についてはそのとおりなのかもしれません。が、あのアクセスの悪さを乗り越えて、博物館が休日にあれだけの子どもたちを集めるのは、昨今なかなかできないことではないでしょうか。それはそれで一つの成功として評価されてよいと思います。はっきり言ってうらやましいです。
それに、お客さんはただ展示を見るだけでなく、いろいろな体験や学習をしているように思えましたよ。広い図書室や、普及行事も人がいっぱいでしたし、外では虫を取ったり花に触ったりする人がたくさんいました。この御時勢に、そういう場所が関東地方にあるということはとても大事なんだろうと思わされました。
ただひとつ願わくば、あの地方の自然史についても、もっと広いスペースで楽しく理解できるようなストーリー展示があると良いなあ、と、自然史好きなら誰でも思うであろうことを、やはり思いました。
学芸員の方の研究については、専門家として様々な機関や研究者と連携して高い成果を挙げておられるのを見聞きしていますし、その成果の一部が今回の企画展として結晶していて、展示のあり方として一つの理想的な形だと思います。それが認知されていないとしたら、もったいないことですね。予算はあのクオリティーを支えるのに最低限必要な額だろうと推察します。輸送費が相当かかってますし。
ホームページになぜスタッフ名を載せていないのかは不思議ですね。昨今、個人情報保護のためなのかどうか分かりませんが、スタッフ名を載せてない博物館がたくさんありますが、もったいないなあと思います。