コニー・ウィリス「マーブル・アーチの風」(大森望訳,早川書房プラチナ・コレクション).新幹線で読了.面白かったー.
あのドタバタ感がひとつの持ち味で,「ひいらぎ飾ろう」はそれがハマっているが,表題作ではちょっとめまぐるしすぎる感じ.
「インサイダー疑惑」が一番皮肉で,一番面白い.各節冒頭のメンケンの引用が素敵.
もはや,SFでなくてもウィリスなら何でも読みたい.未訳のもすごく気になる.けど,たいてい固有名詞や商品名,流行り物がバンバン出てくるので,おそらく半分も理解できないであろうと予想される.これを全部調べて確認するのは大変な仕事だろうなあ.