展示照明に関する技術講座。みんなに「わざわざ来たの」って訊かれた。はい、ちょっとおかしいのは分かってます。Y館長にまで訊かれた。でも覚えてもらえてて嬉しかったです。

常々、自分のところのランプの色が黄色すぎると思っていたので、白いハロゲンランプは買ってみたい。人文系は黄色い方がいいけど、自然系は白い方が自然だと思う。ただハロゲンはムラが強いのが嫌いだなあ。光輪の周りに色がついてる時があるのは、ランプにズームレンズしぼりを入れているからだということが分かった。
照明はお金がかかるからいじれないと思い込んでいるけど、スポットならそうでもないかもしれない。実は可能性があるのかも。と思わせる講座だった。一応は美術展示のノウハウがあるので、うちの企画展はわりとマシな方だと思うけど、常設の方は全然メンテが足りない。もっと意識すべき。
大阪の展示ケースの照明設備は超うらやましい。あんなのがあったら、うちの人たちなら照明にすげー凝りまくるだろうなあ、と思った。壁付きケースはやっぱり1スパンごとに調光できる方がいいよね。自然史の人は「美しく見せる」ことに対する意識が低い場合があるけど、見せ方が見る人の関心や理解度を大きく左右する、ということがあまり分かっていないように思う。

いくつかすぐに試せるヒントがあった。動線を照明で誘導するとか。帰ったら照明をもう少しいじってみよう。