今年も商店街アーケードの下で合奏してきた。去年は大雨だったけど、今年はよく晴れて、サウナ状態。
ただでさえアーケードの下は残響が長くて合奏は難しいのに、練習時とは違う条件がいろいろ重なってさらに大変。
しかしまあ、指揮に忠実に弾く人がいるかと思えば、イケイケなドラムに乗っかってどんどん行く人もいるし、かたくなに自分の脳内メトロノームに従う人もいる。そうやってできたあちこちのほころびを縫い合わせながら進んでいくのが内声の役割なんかなっていう感じなんだけど、構造上どうにもできない部分もあるわけで、練習の時からあった破れ目がさらに大きく裂けていくのを、あ〜やっぱりな〜と思いながら自分には為す術もなく、まあ残響のおかげで聴いている人にもたぶん何がなんだか分からないであろうと期待しつつ、何事もなかったかのように先を弾くという、なかなか消耗するお務めではある。
テンポの速い単純な曲ならば、「それいけー」でまるっと上手く行くので楽しいんだけどもね。