7時少し前に車で港へ送ってもらう。漁船で無人島その2へ。
無人島その2のベースキャンプは尾根の上にあった。朽ちるに任された「レストハウス」。窓ガラスは落ち、窓枠とドアは錆びて腐って外れかけ、壁にもひびが入って、廃墟好きな人ならば心を揺さぶられるだろう。1963年の時点で、すでに放棄されていたことが文献で分かる。広さは20畳くらいか。壁3面に沿って、木のベンチがぐるっと設置してある。天井はしっかりしている。床はコンクリ。この廃墟の中にテントが3張置いてある。
9時頃から営巣地の見回りについていく。見回り終了後に海岸へ下りて、灯台まで歩きながら植物調査をしてみる。海岸は平らな花崗岩が台地のように広がっていて、文献によれば往時は「千畳敷」と呼ばれ、観光名所だったらしい。雨がポツポツ。
ベースに戻って昼食後、今度は1人で再び海岸へ下り、端まで行ってから、山へよじ登る。前はアカマツ林だったのが老齢化して、アカマツの太いのがどんどん倒れている。すごい藪。そこにタブノキ若木が生えてきている。
その後、島の南端まで林の中をぐるっと回って、16時頃にベースに戻った。