京都の大石さんにハナアブについて書くように言われ、書いた原稿を読んでもらってコメントをたくさんいただいた。その中に、EristalisとかEpisyrphusの季節移動のことが書いてあった。西日本では、これら何種ものハナアブが季節によって垂直移動することが知られているのだ。では岩手ではどうか?と訊かれた。
それでさっき、改めて春子谷地のデータを見直してみた。そしたらなんと春子谷地周辺では、ほとんどのEristalisは7月以降に採集されているのだった。いやー全く気づいてなかったよ。自分では、春からたくさんのEristalisを採っているつもりだったので。見てみるもんだなあ。
つまり、やつらは夏になってから、春子谷地に移動して来ているのだ。やっぱりあそこは高原だったのかー。ううむ。どこから来ているんだろう?もっと標高の低いところから?

訂正:大石さんは「EristalisとかEpisyrphusの」季節移動とは書いていなかった。ただ「季節移動」。過去の「はなあぶ」誌を読み返してみたけど、この2属が垂直移動をするとは誰も書いていなかった。でもたぶん、シマハナアブは垂直移動してるよね?証明が難しいけど。