今日は館から15人も出た。昨日、自衛隊の人たちが瓦礫の撤去をしてくれたので、急速に事態が発展した。建物の中に詰まっていた瓦礫がすべて外に出されている。
人文系の人たちは資料を運び出す。床にたまった砂を掘って資料を発掘する。自衛隊の人たちも20人くらいいて、力仕事を手伝ってくれた。自衛隊の人に指示を出すなんて経験は、まず二度とできないだろうなあ。
植物標本はすでに半分以上運び出されていた。収蔵庫の床には厚さ10cmの砂が堆積、スチールの棚が傾いてもたれあい、資料はゴミや砂やヘドロまみれ。そこから壊れかけの標本箱を出して、別の部屋に仮置きする。別の部屋と言ったって、窓にはサッシがないし天井からは鉄骨が下がっている。