2011-07-13 ■ reading reading 「プリンセス・トヨトミ」(万城目学・文春文庫)読了。おもしろかった。 くだらない、意味なんかない、でも守るってところが一番面白かった。まさに浪花節。 しかし考えてみると、実際にひとつの血統を守るためにすごい税金を注ぎ込んでいる国は、日本を含めてたくさんあるわけだ。フィクションで描くとフィクションっぽくなるけれど。 世界の裏側に隠された秩序があるって、「ホルモー」と同系統のロマンなんだなあ。本当は、現実世界の秩序はボロボロなので、夢を見たいわけね。