夏休み2日目。晴れたのでお出かけ。本当は登山をする予定だったけど早起きできず、体力にも自信がもてなかったので軽めで。10時出発、植物を探しに湯田の女神岳の麓にある「白糸の滝」へ初めて行ってみる。
町の観光サイトでは簡単に行けるように書いてあったけれど、行ってみたらけっこうな荒れた林道で、すれ違い困難な細さだった。車のタイヤが水没するような大きな水たまりもたくさんあった。この道で良いのかと不安に思いながら一番奥の駐車場に着いたら、普通の乗用車が3台も停まっていて驚いた。女神岳の登山道入口になっているので、登山者が停めている模様。こんな道をよく普通の車で走るなあ。
12時、滝へ続く登山道を歩く。日本海型のブナ純林だった。ブナ豊作。三滝不動明神を周るルートは、あまり人が歩いていないらしく、途中で道が覚束なくなる。完全にロストしたと思ったところで対岸にピンクのテープが目に入ったので、川を渡るのだということが分かった。その後も何度も渡渉して、最後には川の浅瀬をジャブジャブ歩いたけど、たぶんこれが正しいルートなんだろう。滝に近づいてから、目的の植物が見つかって喜ぶ。白糸の滝には先客がいて、三脚もって本気モードで滝の写真を撮っていた。
白糸の滝はほんまに素晴らしい滝やった。今までに見た中で一・二を争う素晴らしさ。丸い岩の上から水が白いレースのように滑り落ちて美しい。
姥滝と白糸の滝の下で植物の写真を撮り、滝の脇を上がって駐車場へ戻る。14時30分。早く終わったのでもう1ヶ所、と思って沢内へ。でも林道を途中で土砂崩れに阻まれて、引き返す。16時、沢内から植物を探しながら志戸前川林道を通って雫石へ抜けよう、と思ったのが運の尽き。
60分かけて30kmの未舗装道路を走ってあと少しで出口、国道が見えて来た、というところで通行止めの標識に阻まれる。先日の豪雨で川沿いの道が完全に崩落、通れなくなったままだった。ここは一本道で、迂回路はない。ここを出られないということは、引き返すしかないということだ・・・。ものすごい徒労感。しかし、もう日が暮れかけていたので、ぐずぐずしてはいられない。来た道を急いで引き返す。今度は30分で走り、沢内に戻った。17時半。あとは普通に渋滞する県道を通って、日もとっぷり暮れてから帰宅。