晴れ -2.9〜2.4

ひなたさんは、うちに来た当初から唾液に臭いがあって、歯茎がずっと炎症を起こしていた。ここのところ歯茎から出血もしていた。一時期ひどかった皮膚の湿疹は、体を舐めすぎなくなったらほとんど消えたので、やはり口内の治療をしようと思い立ち、今まで行ったことのない獣医さんを紹介してもらって、初めて行ってみた。
予約制なので焦らず落ち着いて行ける。待合室にもゆとりがあるし、待ち時間がとても短くて済む。診察室は小さいけれど個室で、これも落ち着いて診察を受けられる。
まずは血液検査でウイルスの有無と全身状態の確認。20分ほどで結果が出て、猫エイズ白血病のウイルスは陰性。でも、肝機能と腎機能を示す血清生化学検査の値に少々問題がある。たぶん、脂肪肝と慢性腎不全だって。慢性腎不全は高齢猫には多い病気。ひなたは12歳と推定していたけど、もう少し年を取っているかもしれないと言われた。
口内は、歯周病がひどい状態。歯石もかぶっている。治療には全身麻酔が必要。全身麻酔は、腎機能と肝機能が衰えているとリスクが高い。全身麻酔をしないのであれば、歯茎の炎症を抑える対症療法のみになるが、歯周病がもっとひどくなってくると、心臓などにも影響が出てくる可能性があるので、できるなら治した方が良い。
というわけで、腎・肝機能を補助する薬を1週間飲ませた後で、全身麻酔を施しての治療をしてもらうことに。以前に皮膚炎の治療で粉薬を飲ませようとして失敗したので自信がないことを伝えたら、できるだけ飲みやすい(苦くない)顆粒と錠剤にしてもらえて、1日1回飲ませれば良いことになった。
で、夜になってまず錠剤を飲ませた。飲ませるのには成功したけど、40分くらいしたら午後に食べた餌を吐いてしまった。たぶん薬も一緒に吐いたんだよなあ・・・。顆粒を混ぜた餌には、鼻さえも近づけようとしない。やっぱりだめか・・・。