8時半に春子谷地。虫捕りすべき花は非常に少ない。林の中でガマズミ、捕ったことのないスズメバチ擬態のハナアブが捕れた。植物リストアップしながら湿地から林へ入る。先日「ないと思っていたサジオモダカがあった」と書いたばかりだが、再度見たらやはりアギナシだったということが分かった。アギナシの葉は出たばかりのときには矛型にならないのでサジオモダカっぽいのね。過去の記録もおそらく誤同定。
ニレ科と思われる見慣れない木を見つけた。エゾエノキかなあ。湿地の中を下流へ、ふだん歩かないところを植物リストを作りながらずっと歩く。昔は湿地だったところに、ハンノキが繁ってしまっている。藪をかきわけて牧場へ。出るところを間違えて馬のいるところに出てしまい、20頭の馬がじっとこっちを見ている中、端っこをそろそろと歩いて逃げ出す。いつもの牧場でナワシロイチゴの虫捕り。ノイバラも咲いているけど網に穴を開けたくないのでやめる。
3時半頃に調査を終えて戻る。途中で、白いガを捕る。大量に発生して道沿いにずーっとフワフワと飛び回っているので気になって。館へ帰って、同僚氏に見せてみると「キアシドクガ」だと分かった。
書類片付け・博物館HP更新などして午後6時過ぎに退出。