「故郷から10000光年」(ハヤカワSF)を、すでに読んだと思っていたのだけれど、なぜか持っていなかったので改めて買った。中を開けてみたら全然知らない短編だらけ、それも飛び切り面白いやつだらけだった。こんなのも書いてたんだー。どうして読んだと思い込んだのか、全然分からない。それはともかく、やっぱりティプトリーはすごいなあ。「ビームしておくれ、ふるさとへ」なんてね、もう打ちのめされてしまいますよね。久々に火をつけられて他のも引っ張り出してきてざっと再読してしまった。すごいなあ。はあー。
全然古さを感じない。ということはすなわち、この分野でまだまだやられていないことがたくさんあるということでもある。
でもティプトリーを読んでいるとどうしても厭世的になってしまうので危険なのだよね。