とりぱん2巻は、自由闊達なところが1巻のままで嬉しい。ただし他者(東京の人)の視線を意識する度合いが強くなっていて、全体のトーンが激しく「ネタ化」しているような気も。おかげで表現としては分かり易くなっているのだけれど、1巻にはあった奥ゆかしさのようなものが減じた感じもして、それがちと惜しい。冒頭の「トルコ石のような実」は、たぶんノブドウだよと教えてあげたい。