今日書いた図録原稿は特定外来生物についてで、改めてリストや法令を見直してた。その中でじわじわと感じることは、外来種絶滅危惧種と同じく、情報が西高東低だということだ。ありていに言えば、取り上げられる種は主に西日本で問題になっている種なのだ。それでも全国的な取り組みがないよりは100倍ましだが、将来的には西日本と東日本で別々にリストを作るような、あるいは東日本で独自に地方版を作るような、そういう動きが起こせるといいよねえ。北の地方で南より緊急度の高い問題が起こることもないとは言えないはずで、そういう時にお上のお達しが南から届くのをじっと待ってたら、生物の動きにはついていけないしさ。それにしたって、まずは情報ネットワークから作らないといけないんだけど。そういう意味で三県展は、展覧会自体の成功とは別の面で、ものすごく意義の大きい重要な仕事だと思う。