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三県展に必要だったり人に頼まれたり、色々な場面で大量の分布データを分布図に落とす必要が出てきた。そこで、分布情報の整理と地図描画を簡単にしてくれるツールあれこれ探索。
標本データなどの分布情報からデジタル分布地図を描くのは、おおまかに言って二つの手順から成るらしい。まずはデータテーブルの生成、次が地図上のデータ処理。
その二つの手順をどう処理するかで、フリーツールにもいろいろ個性があるのだ。
- SPMAPは、CSVとKenmap系白地図で最もシンプルかつ応用の利くタイプ。三次メッシュの他に、自由なメッシュ地図が描ける。
- NatureNoteは、ファイルメーカープロとカシミール3D系で易しさと美しさとこだわりを追求するタイプ。自分のデータを眺めるだけが目的ならこれを使ってみたい、正しいマニア向けの印象。
- BirdBase Note & BBMapは、MSアクセスと地形図および三次メッシュ図を用いて、簡単さと機能の高さの両方を大人のバランス感覚で実現。
我々の場合、三次メッシュ地図がすぐに描けることが望ましいのとデータベースソフトを使うのがちょっとうっとうしいのとで、まずはSPMAPを試してみることにしました。
ちなみに、作業過程で発生する他のこまごま仕事を支援してくれるツールも色々あるよ。
- 昭文社スーパーマップルで選んだ地点の緯度経度・三次メッシュ番号をエクセル上に取得(ひとはく・三橋さん)
- 住所などの地名データから緯度経度を取得(東大・アドレスマッチングサービス)
- 緯度経度データの測地系変換ツール(国土地理院提供)
(リンクは後で・思い出したら他のツールも追加します。)
これが全部タダだなんて!開発者の皆々様にはいくら感謝しても足りません。