■
博物館の周りのオオヤマザクラと思っている花を「日本の桜」(勝木俊雄著・学研フィールドベスト図鑑)やウェブ「遺伝研の桜」その他の情報から再同定しました。記述との相違は見つからないので、たぶん大丈夫。特徴は、花弁や葉の鋸歯や腺点などのほかに、
- 花が大きく開く。
花心は変色しない。雄蕊の花糸は赤くなる。- 雌蕊は最も長い雄蕊と同長か、より長い。
- 托葉がベタベタ。
- がく片に鋸歯なし。
- がく筒は無毛、ツヤがある。
- 1花序の花の数は2〜3。
- 高木
夙川公園のこれ↓はたぶん上記のオオヤマザクラそのものか、近縁のものだと思う。
http://hccweb5.bai.ne.jp/nishicerasus/syukugawa2/a05beniyama.html
一方、検索した限りでは長居公園と和泉市の黒鳥山公園で「オオヤマザクラ」という札が付いているものは、
- 花が開ききらず、抱え咲きに近い。
- 花心が赤くなる。
- 雌蕊が雄蕊より短い。
- 低木
などの点で、違うものだと思われます。たぶんオオシマザクラの入った雑種じゃないかな。もっと良く見てみたいのですけど、もう花はなくなってしまったよね。葉は出た頃かな?