企画展の資料借受で4人で遠野へ。古いお社から埃まみれの大きな絵馬を借りる。熊が描いてある江戸時代の絵馬。
社の裏手に別当さんが置いていたニホンミツバチの巣箱が、バラバラに壊されて転がっていた。箱の中に蜂蜜を付けて置いておくと、ミツバチが勝手に入って巣を作るのだそうだ。それを熊が狙う、と。
シカもクマもしょっちゅう来るのだそうだ。昔は辺りが野原だったから、クマが少しくらいいても怖くなかったと言っていた。シカは7〜8年前から来るようになった。農作物を片端から食べてしまう。クマは大したことはないが、シカがひどい。
酪農をやっている近所の農家では、牛の飼料を食べに来るクマがいて、飼料を入れている容器を破壊するので、毎日5kgの飼料を外に置いて、クマに差し上げることにしている。そうすると満足して帰って行くので、被害がないのだとか。苦肉の策というか。