レンゲショウマの個体追跡調査、22日の続き。10時過ぎに出て、11:45くらいに到着。ミズナラの葉が黄色や茶色になってどんどん落ち、林が明るくなった。レンゲショウマも葉が黄色くなってきた。じっとしているとかなり冷えるので、しっかり防寒。
今日のプロットでは個体識別がなかなか上手くいかず、16時までかかった。14時頃から雨が降ってきた。雨だと余計に効率が落ちる。
雄シカがしきりに鳴いていた。遠くの斜面を、ガサガサと音を立てて、白っぽい大きな動物が駆け上がったのを見た。たぶんカモシカかシカ。尾根道を覆うクマイザサの葉に、乾いた泥がべったり付いていて、それが道沿いにずっと続いている。高さは60〜70cm。自分の体に泥をぬりたくった雄シカが、何度もここを通ったんだろう。食痕は2〜3種の植物に限って見られる。レンゲショウマやサラシナショウマ、オオバショウマ、トリアシショウマ、タマブキなどは食べられていない。