講演会をたくさんやって培ってきた運営上の細かいノウハウ。盛岡でしか通用しないが、盛岡では間違いなく有用、というようなものも含まれる。
昨年は、三浦慎悟先生の講演会に会場キャパ1.5倍の人数が集まり、不手際だらけの運営となってしまった。その反省を生かして、今回はやむなく予約制にした。予約制にする第一の目的は、集まる人数の事前予測を行うこと。第二の目的は、参加者数をある程度抑制すること。
今回は予想を上回る早さで予約が定員いっぱいとなったので、非常に需要が高いことが分かった。経験上、予約した人のうち1割程度は実際には来ないと予想されるので、1割は多めに予約を受け付けていたが、その予想もおおむね正しかった。予約なしで当日来た人の人数は40名程度で、これも予想の範囲内。窮屈ながら、なんとか会場に収まった。もしも予約制にしなければキャパの2倍の人数が集まってしまったかもしれない、と思わせる勢いだった。
イメージに反して、自然史関係の講演に対する需要が非常に高いことは、この6年間くらいの実践でよく分かった。けど、需要の高い中心世代が60代というところが、将来に不安を感じる要因。
あと、講演内容と全く関係のない質問をするのは講師に対して失礼にあたる場合が多いということを、盛岡のお客さんたちもそろそろ学んでよい頃だと思います。