もうちょっと戦略的に考えてみたい。
うちみたいな博物館が発信する情報を、「自分にとって必要」と認識している人の数はもともとごく少ない。おそらく千のオーダーしかいない。その中でツイッターをする人は100分の1もいない。また、応援者としてのフォロワーの多くは、実際に情報を必要としているわけではない。これらの人々に情報を届けることだけが目的なら、ツイッターは非効率的としか言えない。時間がもったいないので、やめるべきだ。
だから、広報メディアとしてツイッターを使うなら、博物館なんてものが世の中にあることを知らない人、ふだんは忘れている人、自分は博物館に興味がないと思っている人にも情報が伝わることを狙う、というのが自然な発想だろう。企業風に言えば、新規顧客の開拓。そういう人々の目にも留まるような情報を、ツイッターでは積極的に発信すべきだということになる。