地震の前から決まっていた壁付き展示ケースの改修で、業者さんが来た。30数年前に設計された美術展示用の気密ケースで、天井にガラスが張ってあり、その上にルーバーと蛍光管がある。床の照明器具もガラス張りで、中に蛍光管がある。どちらも、ガラスの四辺はぴっちりとコーキングされている。裏から手を入れることができるような扉は、どこにもない。蛍光管が切れても、簡単には替えられない。
最近、上下の蛍光管が2本とも切れ、どうしても替えなければならなくなった。この際だからと、ガラスのシールを切って蛍光管が簡単に替えられるようにしてもらった。天井のガラス板は危ないので撤去。もうこのケースで美術展示はしないので、気密性は必要ない。
それにしても不思議すぎるのが、この10年間ただの一度も、このケースで蛍光管を替える作業をした人がいない、と言われていること。それ以前については、知っている人がいない。蛍光管ってそんなにもつのか?とても信じられない。という話を、施設管理の人と交わす。
ちなみに地震で壊れたケースの改修については、まだ具体的な話が進んでいないもよう。