なんかいまだに、本当じゃないような気がする時があるんだよね。高田の人もそう言ってたけど。かつての日常との距離があんまり大きいので、ふっと現実感が薄れる時があるんだよな。
被災した人たちは、その気分を振り払おうとして、やたらと頑張っているような気がする。
必死で頑張ることが人に現実感をもたらすというのは、どういう仕組みによってなんだろうか。現実よりも辛い夢は見られない、ということだろうか。