新聞の取材件数が多く、かなりの時間を取られている。しかも、どれも同じ質問。「経緯は?」「館数は?」「点数は?」「感想は?」「年齢は?」基本情報はまとめて出してあるのでそれを見てほしいし、私の感想なんて訊いてどうするんだろうと思うし、年齢にはどんな意味があるのか分からない。他紙の記事を参照していながら同じ質問をしてくる場合もあり、思わず「そこに書いてあるとおりですよ」と答えたくなる。なぜ件数が多いかというと、各地方紙と全国紙各支局の記者がそれぞれ取り上げてくれるかららしい。
繰り返し同じ問答をさせられていると、ちょっと頓珍漢な質問をされる方が、変化があって面白い。今日の電話取材では、当館の被害を真っ先に訊かれたので、なんでかなーと思いながら真面目に答えていたんだけど、どうも話がかみあわない。そのうち、当館の標本をレスキューに出していると思われていることが分かって、あーなるほどそういうわけか、と納得して笑ってしまった。
この波が収まれば、もっと作業がはかどるはず。