今回の標本調査で分かったこと。
・Cyperus haspan L. var. tuberiferus T.Koyama(コアゼガヤツリ)のホロタイプの産地は、盛岡市高松の高松の池。記載論文には書かれていない。
・ルリハッカの国内産標本は、TIにすら6点くらいしかない。稀少。岩手県産は、最古と書かれたことのある鳥羽源蔵標本と、それよりもさらに古い岩手県産の牧野標本と、もう1点あった。さらに古い九州産標本もある。
・鳥羽源蔵が採集し本田政次が記載したナンブワチガイの異名のホロタイプはちゃんとあった。
牧野富太郎がらみの鳥羽源蔵採集標本を見るためには、都立大に行かないとダメ。