岩手県で唯一残ったとされるオオシバナの生育地で、原因は不明ながら津波1年後に個体数が激減して、絶滅が心配なので、とりあえず株分けして避難をさせるつもりで、いろいろ準備してあちこちに連絡もした。でも気温が高い間は輸送中に傷むのが心配ということで、涼しくなるのを待って、今日やっと実行に移すことに。
で、現地に行ったら、生育場所のすぐ傍で漁船が入れるように底が浚渫されて、掘った砂が積み上げられてて、オオシバナはたったの1個体になっていた。まさかそんなことがあるとは。さんざんウロウロして探したけど、他には見つからなかった。泣いた。もっと早くに実行すべきだった。バカバカバカバカ。
とにかくその1個体を株分けして、系統保存をすることに。先に試験栽培をしている個体とあわせて、保存できたのはたったの2個体。
来年、復活してくれることを祈るのみ。あとは、現地の工事がどうなるか。
7時に館を出発、8時20分に川井のやまびこ館で休憩、9時40分頃に現地。