展覧会最終日。いろんな方がいらして下さった。
海と貝のミュージアムの重要コレクションを寄贈した方の御家族が展示を見にいらして、寄贈コレクションのうちの1点が展示されているのを見て、他にも残っているのか?と解説員に質問して下さった。津波の数ヶ月後にミュージアムの様子を見に行って、すっかり流されたと思い、諦めていたのだそうだ。それで解説員が私を呼び出したと。「残っていますとも。何万点もあります。」という話をしたら、とても喜んで下さった。後日、寄贈者御本人を連れて見にいらして下さることに。
寄贈者さんたちのことは気にはなっていたんだけど、どうお知らせすべきか分からなくて、サボっていたのだよね・・・。
実は、津波から1.5ヶ月くらい後、毎日ボランティアさんたちと貝標本の洗浄を続けていた時に、「標本を回収されたと聞きましたが、本当ですか?」という電話を受けたのだ。当時は全体の回収数がどのくらいなのかは分からなかったけど、相当な数が回収されましたと答えた記憶がある。そしたら、「寄贈者の知り合いなので、知らせてあげたら喜びます。」とおっしゃっていた。名前を訊けなかったので、どの寄贈者なのか分からなかったんだけど。