これから検証しないといけないのは、1.濡れた標本を凍らせて大丈夫なのか。2.標本を洗わずに乾かすとどうなるか。
今回の研修会で改めて気づいたのは、被災した民俗資料と歴史資料と生物標本の洗浄復元作業を同時に同所的にやっているのは陸前高田市博と岩手県博だけで、その状況は非常に特異だ、ということだった。横目で見ていれば自然に他分野のノウハウや情報が入ってくるというこの環境は、ある意味とても恵まれていると言えるだろう。