春子谷地の標本再同定つづき。今日はEleocharis, Rhynchospora, Scirpusとラン科。カヤツリグサ科は全部、小穂を剥いて、そう果を実体顕微鏡で見ては『岡山県』と照らし合わせて調べると、よく分かって面白い。誤同定も直せるようになってきた。ついでに言うと『カヤツリグサ科入門』(谷城勝弘、全国農村教育協会)もすごく分かりやすい。特に、完熟した果実の写真が載っているのと、属の特徴を丁寧に説明してくれているのが、とても親切。
カヤツリグサ科は取っつきにくいけど、こういう親切な図鑑さえあれば、姿形も機能的で美しいし、実はすごく楽しい分類群なんですね。そのことにやっと気づいて、興味がわいてきた。