それから移動して、新たに見つかったマルミノシバナ3個体を連れて帰る作業。先日回収した場所の周辺で、Oさんがさらに見つけて下さったもの。水門が壊れたせいで防潮堤の陸側にできた湿地で、今後まず生残の見込みがない場所。満潮になると海水が入ってくるので、マルミノシバナの他にウシオツメクサとかウミミドリとかもいる。
帰ってから、3個体を大きな箱に移し替えた。これで移植できたのは7個体になった。今年移植できた個体は、堤防の海側で1個体、陸側で4個体。面白いのは陸側の個体。おそらく津波以前にはマルミノシバナが無かった場所に生えたもので、ということはこの2年で成長したもののはずなんだけれど、どれもすごく大きくて花茎をたくさんつけている。栄養状態が良いんだろうけど、たった2年でこんなになるものなのか。