今、岩手県では風力発電など再生可能エネルギーの開発計画が林立している。たぶん全部で15件ほどのアセス手続きが進行中。
そのため、2016年は県のアセス審査会とそれに関係する個別ヒアリングの回数がすごく多かった。数えてみたら、県のアセス審査会が4月・5月・6月に各1、7月に3、9月・10月・11月・12月に各1で、計10回出て、1回は欠席。そして関係するヒアリングが2月に1、3月に1、5月に2、6月に1、7月・8月・9月・10月・11月に各2回で、15回。このほかに県振興局単位の現地調査依頼が6件ほど。各件にそれぞれ分厚い書類が付いてきて、全部に目を通すことになる。さらに、早池峰周辺のシカ関係と、県の希少野生動植物保護関係と、県環境審議会とその部会の委員会がそれぞれあって、キャパシティをオーバー中。
でも生物の分布情報を集めている地域の博物館がこの部分で役に立つことは間違いない。博物館側にしても有用な情報が得られるし、かつ個人的に勉強になるのも確か。そして時々は、実際の保全に役立つこともある。ということで、極力出席することになる。
2017年からは環境省レッドリスト改訂調査も始まるそうだ。それぞれの仕事が独立しているようでいて、少しずつ繋がっているのも断れない理由。
とまあ、そんな状況ですので、当面、他県からの御依頼はお断りしております。(←何かの弁解)