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午後から滝沢の人工林へ出かけ、11人でシダ勉強会。 キヨタキシダ、ヤマイヌワラビ、ヒメシダ、ミゾシダ、シケシダ、ホソバシケシダ、ハクモウイノデ、ホソバナライシダ、シノブカグマ、オオヒメワラビ、オシダ、サカゲイノデ、アイアスカイノデ、イヌガンソ…

7時に出発、陸前高田へ。津波跡地の植物相モニタリング。今日は3チームが同時に宮古・山田・陸前高田で調査。 去年もやった気仙川河川敷。全体的には種数が減っている。先日の大雨の影響もありそう。 湿地は涸れているかと思っていたけど、ヒメガマ・ガマが…

避難中のマルミノシバナの果実から種子がこぼれて、鉢の中にいっぱい実生が出てきちゃった。今から熟す種子は、採って保管しないといけない。休眠はするんだろうけど、何年くらい保管が可能なんだろうか。 やってみるとマルミノシバナを育てるのは実に簡単で…

K先生ともう1人のK先生と同行の方と4人で、松尾と葛巻の2箇所に植物を見に行く。 8時40分頃に館を出て、10時に松尾で待ち合わせ。午前中に観察を終えて、午後から葛巻へ。16時頃に帰途。帰ってから押し葉標本づくり。 どちらも新しい発見で、どこかに投稿し…

時々、生物のサンプリングの依頼が来ます。「○○のDNAを調べたいのでちょこっと葉を採って送ってくれ」みたいなやつです。そういう依頼は引き受けないのが基本姿勢です。なぜかと言うと、第一に、安直過ぎる研究方法に腹が立つから。第二に、大変な作業のわり…

それから移動して、新たに見つかったマルミノシバナ3個体を連れて帰る作業。先日回収した場所の周辺で、Oさんがさらに見つけて下さったもの。水門が壊れたせいで防潮堤の陸側にできた湿地で、今後まず生残の見込みがない場所。満潮になると海水が入ってくる…

津波後の復旧工事でつぶれる予定の土地で、希少種が生えているところを案内して下さるというので、7時20分に館を出発、10時に道の駅やまだ。梁川道路ができたおかげで、宮古の花輪橋まで2時間、山田まで2.5時間と、やはり近くなった。2ヶ所を回って、昼過ぎ…

復旧工事が予定されている堤防の近くで、去年の秋、わずかに残ったマルミノシバナ(オオシバナ)2個体を株分けして避難させた。この場所は、県内にただ1ヶ所残ったマルミノシバナ生育地と思われていた。その後で、幸いにももう1つの生育地情報が得られた…

7時半出発、沢内でフロラ調査。山は山菜採りの人たちでいっぱいだった。 9人で2班に分かれて、川沿いで調査。カジカガエル、エゾハルゼミが鳴く。 午後の調査地で、車を停めてすぐに車の鍵を落とし、しばらく探し回った。結局、同行の人に、石の下にあったの…

植物園の「ササ見本園」で、1種のササが花盛り。珍しい。これは絶対質問が来るなーと思って、イヤイヤながら同定作業。しかし難しい。 肩毛がなく、葉と稈鞘には毛がない。しかし葉鞘と節間には細い毛がある。節の下に白いワックス分泌。稈は細い。下から分…

7:20出発で大迫まで。里山自然再生事業をやっている場所で自然観察会。すごく色々と考えさせられた。

植物園で写真撮影と樹名板付けとか。急にカスミザクラとヤマザクラの違いがよく分からなくなって不安に。 ベランダで鳥が死んでいると連絡を受けて、拾って冷凍庫へ。クロジだった。

現地調査会。7:30出発、9:50に種山高原。2班に分かれて調査。 ちょっと早過ぎて、ほとんど花が咲いていなかった。仕方がないとは言え残念。 13:00過ぎに雨が降り出して、13:30過ぎに帰途、16:00に帰館。そのまま皆で押し葉作り。 レンタカーを返して、戻っ…

7:15に出発、9:05に宮古市役所前、9:20に待ち合わせ場所。田老へ。 希少種の確認。それからユリワサビの生育地を見せていただいた。今のところの北限。 川井村は芽吹きが始まったところで、樹種ごとに違う色で山は色とりどり。まさに「錦」。 沿岸ではヤマブ…

去年の夏に海岸で採った標本の同定の残りを進めた。そしたら、ドロイとかウシオツメクサとか、意外に色々な種が出てきた。あまりよく知らないけど、こういう植物がいる塩性湿地は、岩手県内にはすごく少ないのではないだろうか。

地図を見ていたら偶然、前沢と平泉の境にある経塚山の麓に「月山神社」を発見。昔のユリワサビ標本のラベルに「平泉・月山」と書いてあるのがあって、場所を突き止めたいと思っていた。間違いなくここだろう。平泉でなく前沢の側だけど。

2011年3月11日の大津波被害に遭った土地で宮脇昭氏が推進する植樹運動(「緑の防潮堤づくり」)については様々な問題がある。すでに指摘されている部分もあるし、これから出てくる議論も多いだろう。 現在のところ、生態学的な問題について簡潔に指摘する文…

気晴らしに植物園に出て、写真を撮るとか飛んでいるアブラムシを捕るとか。 植物園のアカエゾマツに果実がついている。珍しい。落ちてきたら拾おう。

くもりの日で紅葉がきれいに見えた。今年はミズナラとかカラマツの橙色がわりときれい。

休みの日。 広田半島に調査すべき海岸3ヶ所が残っていたので、出かける。黒崎仙峡はすごく景色が良かった。こないだ行った青松島が見えて、あそこに行ったんだなあと思うとうれしかった。温泉施設でトイレを借りた。他に小さな漁港2つを調査。 初めてコハ…

昼から館へ。 6月に採ったきり放置していた海岸植物の標本を探し出して、まとめて同定。イネ科とカヤツリグサ科が中心。なんとか終わってリストを作って送信。 松原のスゲ属標本、『日本のスゲ』で検索して、ハマアオスゲに行き着いた。初見だったけど、たぶ…

記録によると、今年の4月から今日までの約7ヶ月間に、沿岸に28回行ったらしい。きっかり週に1回の割合で行っていることになる。1回往復250kmとして、合計7000km。すげーなー。よく運転した!>自分

今年、海岸植物調査をたくさんやって気づいた。岩手県で常緑広葉樹がたくさん生えているのは、花崗岩上のアカマツ林ばかりであるということに(例外は三貫島のタブノキ林だけ。ここはタブノキが主体でアカマツは見られない)。 これはちょっと直感に反する(…

青松島でヤブコウジを久しぶりに見て、そう言えば岩手では滅多にヤブコウジを見ないなあと思って『岩手県植物誌』(1970)を読んでみた。そしたら、ヤブコウジは奥羽山脈沿いでは盛岡くらいまで分布しているのに、太平洋側には記録がほとんどないということ…

海岸の植物の調査結果の入力とまとめを始めた。

「岸」から電話をして迎えに来てもらおうとしたら、おじさんが船を目の前で停めて電話をしてきて「波が出てきたから船が着けられない」と言う。 一瞬緊張が走ったが、おじさんの指示通りにもう一度島を上がって、尾根を越えて、反対側の波の穏やかな浜に下り…

船で島へ渡してくれた漁師のおじさんの話。 「岸」には道がついていて、子どもの頃は夏にキャンプをして遊んだ。「沖」には道がなく、上には誰も上がらない。戦後の食べ物がない頃には「岸」を開墾して畑を作っていたらしい。何を作っていたかは分からない。

朝6時に出発、8時55分に広田半島の先っぽ。 9時過ぎから3人で船に乗せてもらって、すぐ近くの青松島へ。青松島は地図で見ると1つの島だけど、実際には「沖青松島」と「岸青松島」に分かれている。両方の調査をするため、午前中は「沖」をやって、午後は「岸…

観察会の下見。8:30に出発。10時頃に歩き始め。黄葉はまだほとんど進んでいない。 花はセンウズモドキ。ヤマゼリ。サワアザミ、ナンブアザミ。ヤブタバコ。ヘラバヒメジョオン。 果実はシャクジョウソウ。ツルリンドウ。マタタビ。ヤマブドウ。ミズナラ。モ…

盛岡市内で、みんなでフロラ調査。8時集合の予定だったが天気が悪いので、11時集合に変更して、午後のみ調査にした。ちょっと雨に降られたが、14時頃には上がった。